King of The Monsters(Dragon418号掲載のタラスク関連部分翻訳)
https://onedrive.live.com/redir?resid=B8E76C0200615374!3813&authkey=!AG61n_tHnj2VZ3Q&ithint=file%2cpdf
女王のハレム(D&D4版30レベル冒険者5人用シナリオ)
https://onedrive.live.com/redir?resid=B8E76C0200615374!1882&authkey=!AMFBQ6Vguqp8wQI&ithint=file%2cpdf
The Worldgorger/世界を喰らう獣(D&D4版30レベル冒険者5人用シナリオ)
https://1drv.ms/b/s!AnRTYQACbOe4okMJv3WrwCYJc-nb
2115年02月27日
これまでに作った諸々
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| D&D
2021年01月19日
オシアーク・ボーンリーパー解説

もう2021年も始まって半月。
今年のアーミーは何にしようかなぁ、StD/コーンをそろそろちゃんと使ってあげたいなぁ、でもヴァンパイア出そうなんだよなぁ、などと考えている訳ですが、思い返せば2020年はオシアーク・ボーンリーパーを使い続けた一年でした。
他方、ゲーム会などでは結構新しくオシアークを始められた方を散見します。
手前味噌ながら、そこそこのオシアーク使いではあると自負しておりますので、そういった方の参考にでもなればと解説記事を書いてみました。
目次
1.勢力解説
2.ユニット解説
3.ロスター解説
4.戦術解説
1.勢力解説
オシアーク・ボーンリーパー/Ossiarch BoneReaper(以下:OBR)は墓都の御使いカタクロスを総大将とする大同盟:死に属するアーミーです。彼らは死体を蘇生させただけのアンデッドとは異なり、死者の骨と魂を回収し、それらを死霊術で組み合わせて構築されたロボットのような集団です。
概要は以下の通りです。
強み:防御力が極めて高い、歩兵・騎兵・射撃・魔法のどれも強いユニットが揃っている
弱み:全体的にポイントが高い、細かい位置管理・リソース管理が要求される。
この勢力の特徴としては、以下のような点があります。
@指揮ポイントを使用せず、“無慈悲なる規律ポイント(以下:規律ポイント)”を使用して指揮能力を使用する。
これはざっくりヒーロー100点ごとに1点貰えるポイントで、普通に組むと大体1ラウンド5〜6点くらい入ってきます。この他のアーミーより多いポイントを上手に使うことがOBRを運用する際に重要です。また、突撃リロールのような汎用指揮能力を使用できない点には留意しましょう。
A逃げない。
文字通り、戦闘ショックをしません。勇猛度が-9されようが30体死のうが戦闘ショックをしません。特定のアーミーに対しては極めて有効に機能します。後、単純に考えることが少なくて済むので楽です。
Bヒーローがいなくても指揮能力が使える。
バトルラインユニットは隊長(ヘケトス)が生きていれば、指揮能力を使うことができます。また、忠誠能力の6+ダメージ無効も隊長がいれば使用可能です。ただし、隊長からの距離に制限がある場合が多いので、配置には注意しましょう。
2.ユニット解説
各ユニットの簡単な評価です。なお、特記なき限り2000ptでの運用を想定しています。
●ヒーロー
・不死の至高王ナガッシュ
強いが高い。ただでさえユニットが少なくなりがちなOBRで880ポイントはきつい。指揮能力は強烈だが、もともと逃げないOBRではやや価値が落ちる。
・墓都の御使いカタクロス
設定的にも能力的にも、間違いなくOBRのセンターピース。大量の規律ポイント生成と広域回復、超強力な全体バフ、下位指揮官が持っている単体バフ、確定デバフに指揮ポイント妨害と最高の置物。足は遅いが殴っても強いので、最前線の一歩後ろまでは出せる。サブファクションは勿論モーティス・プラエトリアンで。
・黒のアーカン
安いナガッシュ。880ポイント魔法8回詠唱+3のナガッシュに対し、360ポイント魔法3回詠唱+2とコスパは十分。広域回復も持っているのでカタクロスと一緒に後ろに置くだけで前線が最強になる。足も速いし勢力呪文で緊急回避も付けられるので、弱いユニットが孤立していたら狩りに行くのも一興。
・骨税長官ヴォクモーティアン
難しい。後衛向きの基礎スペックだが白兵戦で使える能力を二つも持っている。後述のイモーティス・ガードと組み合わせれば前にも出られるが、そこまでする価値があるかは微妙。
・アーチカヴァロス、ザンドトス/リージ・カヴァロス
実質ほぼ同じ。走攻守揃った上に便利なバフ能力もあるので、小規模戦のリーダーには最高。バトルラインと他のヒーローが優秀過ぎるので相対的には中の上くらいになっているが、十分強い。なお、ネームドのザンドトスは20ポイント高い代わりに足が速く指揮能力が一個多い。代わりにアーティファクトと指揮能力が持てないので、ジェネラルにするならリージもあり。
・モーティザン・ソウルメイソン
汎用ウィザード三兄弟の長男。戦闘能力は低いが140ポイントで魔法が2回使える上、独自能力で大体はもう1回使える。OBRは勢力呪文も永久呪文も強いし、固有呪文が小便なバフ魔法なので無駄にはならないのも強み。
・モーティザン・ボーンシェイパー
汎用ウィザード三兄弟の次男。依然として体は弱いが魔法1回+単体回復持ちなので、バトルラインの後ろに置いておくと地味に良い仕事をする。固有呪文は大群相手でないと使いにくいが、勢力呪文が強いのでまぁヨシ!
・モーティザン・ソウルリーパー
汎用ウィザード三兄弟の三男。三兄弟随一の武闘派。しかしOBRに武闘派ヒーローはあまり求められていないのだ……一応三兄弟の中では一番安い。
●バトルライン
・モーテク・ガード
最強バトルライン。単体でのスペックは標準的だが、セーブ全リロールの指揮能力とカタクロスの超絶バフを受けた時、最強の歩兵となる。勢力固有の逃げない能力と御使い二人の蘇生能力、6+ダメージ無効もあるため、全滅しにくくすぐに増える。2000ptで使うなら剣兵20体か槍兵40体がおすすめ。
・カヴァロス・デスライダー
最強バトルラインその2。OBRの勢力能力を使えば15mvまで伸びる機動力と高い防御力によって、敵の主戦力に突撃して拘束するのが主な私の使い方。剣なら突撃されても火力が落ちないので、サブ壁としても機能する。2000ptで使うなら10体がおすすめ。5体だと拘束しきれずに死ぬことがある。
●その他
・ネクロポリス・ストーカー
器用貧乏。防壁が欲しいならモーテク・ガードでいいし、機動力が欲しいならカヴァロス・デスライダーには敵わない。一応火力は優れているが、発揮するシチュエーションを作るのが難しい。確保の役にも立ちにくいのでポイント枠を貰えない可哀そうな子……他のアーミーなら十分投入できるレベルなのだが、バトルラインが強すぎる。
・イモーティス・ガード
最強のボディガード。OBRヒーローのダメージを代わりに受けることができる。これで傷が3だったら復活もできて最強なのだが流石に許されなかった。ただ、御使いはもともと十分なタフさがあるし、安いヒーローならそっちをもう1体入れれば良いのでは?という話もある。
・ゴッシザール・ハーヴェスター
泥沼製造機。上手く使えばモーテク・ガードが実質2倍の硬さになる。槍兵40体の後ろとかに置くと地獄が訪れる。モーティス・プラエトリアンに入れるのは過剰防御力な気もするので、クレマトリアンあたりで無限自爆システムを構築しても楽しそう。
・モーテク・クロウラー
万能カタパルト。貫通はないが高命中率の1発5点クソデカ砲弾を3発(指揮能力使えば4発)発射できる。狙い目は5傷セーブ5+あたりのウィザードと1〜2傷の射撃兵。特殊弾頭も優秀で、単体抜きの墓石は広がったユニットを分裂させられるため、スクリーンユニットの広域展開を邪魔できる。また勇猛度狙いの魔女釜は緑色の連中と鼠に大変有効。接敵されると何もできなくなるが、大体すぐ隣でカタクロスがケツ持ちしている。
●テレイン
・ボーンタイズ・ネクサス
4種類のデバフをばらまける便利アイテム。殴り合いアーミーにはヒットデバフや突撃デバフをかけ、魔法アーミーには詠唱デバフをかけ、1点だけ残っちゃった敵がいればトドメも刺せるので、状況と相手に合わせて使い分けよう。
3.ロスター解説
OBRは基本的に万能なアーミーのため、その性能を十全に生かそうとすると対応力の高いロスターになります。まず、私が2020年ずっと使っていたロスターを紹介します。

このロスターの強みは、優秀なバトルライン3枚による前線構築と二人のユニーク・ヒーローによる指揮能力・魔法による支援、そしてモーテク・クロウラーによる狙撃です。
突撃アーミーに対してはモーテク・ガードが初撃を受け止めてから反撃、魔法アーミーに対してはネクサスの詠唱ペナルティとアーカンの+2詠唱/打消によって封殺、射撃アーミーに対してはそもそも柔なユニットがいない(一番柔らかいアーカンでも11傷)ので返しの突撃で蹂躙、というのが基本的な勝ちパターンです。
また、他に個人的に行けそうなロスターとしては、
@クレマトリアン・ハーヴェスター
40体編成のモーテク・ガードの後ろにゴッシザール・ハーヴェスターを置き、驚異的な耐久力で目標を確保して勝利するロスターです。サブファクションの関係上、カタクロスの価値が落ちるのでヒーローはモーティザン三兄弟+モーティザン・トライデントかアーカンを入れ、前衛強化にリージ・カヴァロスというのが手堅い所でしょうか。
Aスタリーアク・ロード
シンプルにリージ・カヴァロスとカヴァロス・デスライダーで大半を埋め、その突撃力で先手1ターン目突撃を試みる攻撃的なロスターです。デスライダーは元々の火力もなかなか優秀ですし、指揮能力による致命的ダメージも結構出ます。突撃をうまくいなせるアーミーとは相当相性が悪いですが、それでも敵の行動範囲を抑え込めれば十分勝ちの目はあります。
あたりを考えています。
4.戦術解説
実は今回一番書きたかった項目です。ここが一番大事だと思っているので。
まず、OBRの戦術を考える時、一番重要なのは規律ポイントの使い方です。
私が例示したロスターの場合、規律ポイントは毎ラウンド6+(1/6×6)=7使用できる見込みです。また、アーカンが勢力呪文を使用した場合、D3点増加します。
このうち、絶対に確保しなくてはならないのがカタクロスの“ボーンリーパー軍団の覇王”アビリティ用の1点です。また、モーテク・クロウラーの射撃が有効な場合はこれを“終わりなき義務”で1発増やすために1点必要です。
そうすると、残りは5点程度です。基本的な優先順位としては、盾の壁(モーテク・ガード防御)>終わりなき義務(カタクロスからバトルラインへ)>死の乗り手の楔陣(デスライダー突撃)の順で割り振ります。これは、OBRが生存さえすれば復活によって徐々に有利を勝ち取れるアーミーなので、防御の方が優先順位が高いからです。もちろん、敵の攻撃力が低い場合や先制攻撃で削った方がトータルの被弾を軽減できると判断した場合はそちらに割り振りましょう。
また、第1戦闘ラウンドにおいては先手ターンに交戦が発生しないことが多いため、規律ポイントが余りがちです。残しても何も良いことはないので、“止めど無き前進”を使用し、雑に移動力を3mv上げましょう。バトルラインの旗は全力移動と突撃に+1のボーナスをくれるため、意外と突撃が出来たり、目標物の確保に届いたりします。この能力はある意味最重要の能力で、第2戦闘ラウンド以降も相手が予期しない位置からの突撃や目標確保が出来ます。「届かないなぁ〜」と思った時は「+3しても届かないか?」と考える癖を付けましょう。
一番忘れられがちなアーカンの呪文射程+6mvはまぁ、忘れても良いです。ただ、10戦に1回くらい輝くこともあります。
次に重要なのは、配置です。基本的にはバトルラインを前列に並べ、残りを後ろに置けばOKです。この時、バトルラインは必ずヘケトスの6mv以内に全員が入るようにしましょう。モーテク・ガードならヘケトスを中心に一列目11体、2列目9体などがおすすめです。横隊を左右から拘束してくる相手ならば5x4のような正方形に近い陣形もありです。
敵が高火力の射撃で先制してくるタイプのアーミーならば、モーテク・ガードは広げてアーカンを守るようにスクリーンします。カタクロスは射撃では死にません。
敵が後ろに瞬間移動して突撃してくるタイプのアーミーならばモーテク・ガードは広げてモーテク・クロウラーとアーカンを守るようにスクリーンします。カタクロスは瞬間移動からの突撃では死にません。ただし正面から礼儀正しく突っ込んでくるタイプの突撃だと死に得るので、正面には壁を置きましょう。必要とあれば30傷のカタマリことデスライダーも壁に使用して構いません。敵が突撃してきた後には、きっちりカタクロスの“終わりなき義務”でバフして殴り返しましょう。五体満足で帰らせてはいけません。
アーカンは少しでも死ぬ可能性があると思ったら、“ナガッシュの加護”を使って緊急避難ができるようにしておきましょう。こうすることで、16mv飛行の移動力を生かして敵陣後方へ切り込んで柔らかいユニットを殺害し、帰ってくることもできます。
モーテク・クロウラーはそう言った対策が出来ないので厄介ですが、第2戦闘ラウンド目以降、後ろをケアすると前線が押し負ける、と判断したらバトルラインの横くらいにおいてもOKです。ワンセット射撃すれば大体100ptくらいの敵は殺しているはずなので、囮になってもらいましょう。クロウラーを破壊した敵にバトルラインが殴り掛かれば費用対効果はプラスになるはずです。
最後になりますが、AoSは大体のバトルプランにおいて目標を確保することで勝利点を獲得し、勝つゲームです。他方、OBRはそのユニット数の少なさから、多くの目標に分散して配置することが困難なアーミーです。具体的には、バトルラインの数より多くの目標は確保できないと考えてください。これを踏まえたうえで、無理をせず、「50%の目標を確保すれば負けない、51%の目標を確保すれば勝てる」ということを忘れずに戦ってください。これは「第4戦闘ラウンド目まで目標確保イーブンで、第5戦闘ラウンドに一個でも多くの目標を抑えられれば勝ち」という意味です。OBRは回復・復活があるので、相対的に長期戦が有利なアーミーです。他方、無理をしてしまうと機動力の低さから集中攻撃を受けて全滅してしまい、極めて不利になります。劣勢の時は勝負を焦らず、ジワジワ戦いましょう。
以上、長くなりましたがオシアーク・ボーンリーパーの解説となります。
多少難易度は高いですが、大変深みのある良いアーミーなので、是非使いこなしてあげてください。
posted by そば at 20:15| Comment(1)
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2019年04月29日
ウォーハンマーAoS 大規模バトル「ギャザリングマイト2019春〜グューランの風が吹く〜」
本日はアローズさんで参加者7名によるエイジオブシグマーの大規模ゲーム会ギャザリングマイトに参加してきました。
以下、脚色山盛りのレポートです。
此度の目標はヴァインスパイア、数多の塔を有し更に身の丈を優に超える蔓で覆われたグューランの要塞都市である。
集結した渾沌の軍勢は4つ。

ディーモンプリンス率いる“コーンの戦刃”
サンカール率いる“スケイブンの大群鼠”
ロッティガス率いる“ナーグルの蛆子”
マンティコア駆るケイオスロード率いる“暗黒神の従僕”総勢八千にも及ぶ大軍団である。
対する秩序の軍勢は3つ。

此度の出征の標的にして生命の領域の化身。久遠の女王アラリィエール率いる“アエルフ連合”
ルーンファーザー率いる“ファイアスレイヤー”
ドレイクスォーンテンプラー率いる“ハロウドナイト”
要塞都市に籠るのは四千余りであったが、時間をかければ更なる援軍も予想された。

渾沌軍の最終的な目標はヴァインスパイアの中枢である“灰の塔”であり、そこに至るために、深い森の中を伸びる東西二つの間道が要衝であった。
僅かな軍議の末、“コーンの戦刃”に任されたのは西方の間道であり、東方の間道をスケイヴンが、そして獣道すらない森の中央を“ナーグルの蛆子”とナーグルに帰依した“暗黒神の従僕”が突破するという風に決められた。

そして包囲による物資寸断と攻城兵器による施設破壊ののち、渾沌の軍団の総攻撃がはじまった。
西方では“コーンの戦刃”の精鋭重騎兵スカルクラッシャーが殺戮司祭の祝福を受けて林道への突撃を敢行。
森に籠るドワーフとアエルフを真鍮の蹄で蹂躙する。
東方では森を盾にしたアエルフの頑強さにしびれを切らしたスケイヴンたちがスクリール氏族の化学兵器を持ち出し、ワープファイアの火炎放射で森ごと焼き払うという荒事に手を染めた。
そして中央においては鬱蒼と茂る森を気にも留めることなくナーグルの信徒が進撃し、疫病魔術と腐敗した刃で森ごと生命を破壊した。

これを受け、アラリィエールが自らナーグルの使徒を誅すべく出撃したが、グロットキンとロッティガス、ウォーシュラインの祝福を受けたナーグルの忌み子はあまりにも頑強であり、逆に女神自身が病毒を受け退く羽目になった。
秩序の軍勢もただやられるだけではなく、尖塔にこもった射手が弾幕を貼り、西方ではコーンの軍勢にスタードレイクが突撃し、流血の戦士を蹂躙。
東方でもアエルフの不死鳥騎士とファイアスレイヤーの狂戦士が強襲し、粘液艦隊提督ガットロットやヴァーミンロードに手傷を負わせることに成功した。

しかし“灰の塔”にこもった最後の兵がナーグルのブライトキングに討たれ、スタードレイクやフェニックスナイトが突破しきれずに重傷を負うのに対し、渾沌の軍勢が戦によって汚染された戦場にブラッドレターの大軍やナーグルのグレーターデーモンを召喚して戦力をさらに増強するに至り、秩序の軍勢は要塞都市の奪還を断念するに至った。
〜付記〜
今回はギャザリングマイトと攻城戦ルールを併用して遊んでみましたが、防衛側がかなりきつい感じになってしまったので、次回はもうちょっと適切な修正を施して遊びたいと思いました。
とはいえ、これだけの大規模軍勢でゲームできる機会は貴重なので、並べて作戦会議するタイミングから最後まで楽しめました。
以下、脚色山盛りのレポートです。
此度の目標はヴァインスパイア、数多の塔を有し更に身の丈を優に超える蔓で覆われたグューランの要塞都市である。
集結した渾沌の軍勢は4つ。

ディーモンプリンス率いる“コーンの戦刃”
サンカール率いる“スケイブンの大群鼠”
ロッティガス率いる“ナーグルの蛆子”
マンティコア駆るケイオスロード率いる“暗黒神の従僕”総勢八千にも及ぶ大軍団である。
対する秩序の軍勢は3つ。

此度の出征の標的にして生命の領域の化身。久遠の女王アラリィエール率いる“アエルフ連合”
ルーンファーザー率いる“ファイアスレイヤー”
ドレイクスォーンテンプラー率いる“ハロウドナイト”
要塞都市に籠るのは四千余りであったが、時間をかければ更なる援軍も予想された。

渾沌軍の最終的な目標はヴァインスパイアの中枢である“灰の塔”であり、そこに至るために、深い森の中を伸びる東西二つの間道が要衝であった。
僅かな軍議の末、“コーンの戦刃”に任されたのは西方の間道であり、東方の間道をスケイヴンが、そして獣道すらない森の中央を“ナーグルの蛆子”とナーグルに帰依した“暗黒神の従僕”が突破するという風に決められた。

そして包囲による物資寸断と攻城兵器による施設破壊ののち、渾沌の軍団の総攻撃がはじまった。
西方では“コーンの戦刃”の精鋭重騎兵スカルクラッシャーが殺戮司祭の祝福を受けて林道への突撃を敢行。
森に籠るドワーフとアエルフを真鍮の蹄で蹂躙する。
東方では森を盾にしたアエルフの頑強さにしびれを切らしたスケイヴンたちがスクリール氏族の化学兵器を持ち出し、ワープファイアの火炎放射で森ごと焼き払うという荒事に手を染めた。
そして中央においては鬱蒼と茂る森を気にも留めることなくナーグルの信徒が進撃し、疫病魔術と腐敗した刃で森ごと生命を破壊した。

これを受け、アラリィエールが自らナーグルの使徒を誅すべく出撃したが、グロットキンとロッティガス、ウォーシュラインの祝福を受けたナーグルの忌み子はあまりにも頑強であり、逆に女神自身が病毒を受け退く羽目になった。
秩序の軍勢もただやられるだけではなく、尖塔にこもった射手が弾幕を貼り、西方ではコーンの軍勢にスタードレイクが突撃し、流血の戦士を蹂躙。
東方でもアエルフの不死鳥騎士とファイアスレイヤーの狂戦士が強襲し、粘液艦隊提督ガットロットやヴァーミンロードに手傷を負わせることに成功した。

しかし“灰の塔”にこもった最後の兵がナーグルのブライトキングに討たれ、スタードレイクやフェニックスナイトが突破しきれずに重傷を負うのに対し、渾沌の軍勢が戦によって汚染された戦場にブラッドレターの大軍やナーグルのグレーターデーモンを召喚して戦力をさらに増強するに至り、秩序の軍勢は要塞都市の奪還を断念するに至った。
〜付記〜
今回はギャザリングマイトと攻城戦ルールを併用して遊んでみましたが、防衛側がかなりきつい感じになってしまったので、次回はもうちょっと適切な修正を施して遊びたいと思いました。
とはいえ、これだけの大規模軍勢でゲームできる機会は貴重なので、並べて作戦会議するタイミングから最後まで楽しめました。
posted by そば at 22:49| Comment(0)
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